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老兵はただ・・・。

学生時代から通い詰めたとまではいきませんが、二十歳の頃、私の遊びの主戦場だった木屋町南の名店が又一軒閉店しました。

大将ご本人、また一緒に働く妹さんの体調が優れない為だそうで,其れも当たり前,もうお二人とも齢70を越える位の御歳。

私は基本的にブログで、誰もが知っているお店は別にして、自分の行きつけのお店は基本的に書かない主義、何故なら自分の好みのお店を不特定多数の形に曝け出す勇気と、その有形無形の波及効果の恐ろしさを知っているからって、なんか理屈をつけていますが、まあ早い話、教えたくないんです。

美味い不味いはその人の嗜好の問題って話ですが、そのお店の重要性や居心地の良さは、美味い不味いって単純なものさしじゃ測れませんし、自分にいいお店なら他人にいいって事も一概には言えず、更にはちょっとした化学反応、ケミストリーでお店が、がらっと様変わりしてしまい、僕にとってはいいお店で無くなる場合も少なからず有ります。

まあそんなこんなで、私がこよなく愛し、滅多に人には教えなかった南木屋町の洋食の名店「にしおか」が10月一杯で三十数年の営業の幕を閉じました。

木屋町四条を下がり、団栗橋の南,西高瀬川から西木屋町に抜ける通り、高瀬川ホテルの二軒隣にひっそりと有ったカウンター6席の洋食屋さん。

オーダーを聞いてから、ハンバーグは肉を刻み、玉葱を混ぜ、ステーキはブロック肉をカット、牡蠣フライなんぞは牡蠣の殻割から始まるって言う糞丁寧な洋食屋さん。

オーダーしてゆっくりと大将の包丁捌きを見ながら、必ず出てくる名物のカクテルサラダをつつき、ハイボールかビールなんかをちびちび飲んで、ゆっくりと料理が出てくるのを待つのがここの流儀。

僕はここの冬の牡蠣料理が大好物、生牡蠣のカクテルソース、牡蠣のコキール,牡蠣のベーコン焼、牡蠣フライを適当にオーダーし、オールドパーの水割りをぐいぐい飲み、最後、小さいオムライスで仕上げ、ほろ酔いで夜の街に飛び出していきます。

馴染みの常連さんと今の流行の店を情報交換、時には横に座るたちんぼさんと「今景気はどう?」なんて話に講じ、たまに飛込みで入ってくる観光客に京都の夜を紹介、こんな色町の洋食屋が又一軒、看板を下しました。

友人が亡くなった時、馴染みの店が無くなった時、ほんま寂しくなり、あ~俺も早く次の人生へ飛びたたなあかん、とつくづく感じる今日この頃です。
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